電験3種は役に立たない!?資格取得のメリットとデメリットを考える
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はじめに

とうとう2020年になりました。あけましておめでとうございます。

去年、このブログを立ち上げて、電験3種についていろいろ書いてきましたが、長らく更新が途絶えてしまっていました。でも、まだまだ多くの方が電験3種についての記事を検索されていますので、少しでもお役に立てるよう、更新を再開させていただきました。よろしくお願いします。

さて、みなさんは、『電験3種が役に立たない』というコメントや記事をよく目にすることありませんか?

せっかく取った難関資格なのに、頑張ってやる気になれた電験3種なのに、役に立たないなんて言われたら、誰でも不安になりますよね。

では、実際どうなのか。今日はこの事について、新しい令和の働き方と照らし合わせながら僕なりの見解を書いてみたいと思います。

 

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電験3種資格取得のメリットとデメリット

まずは電験3種の資格を取ることについて、メリットとデメリットをまとめてみました。

難関資格ゆえに、長所もあれば短所もあり、目指す人それぞれに感じるメリットやでメリットもあると思います。ここは冷静になってしかりと確認しておきたいところです。

資格取得のメリット

メリット

  • 電気、設備関係ではどこへ行っても通用する為、就職や転職に非常に有利になる
  • 実務経験が伴えば年齢に関係なくサラリーマンの平均年収以上が狙える資格である
  • 実務経験が伴っている場合はより希少価値の高い人材になれる
  • 電験2種を取得すれば、より高年収を目指すことができる(キャリアアップもできる)
  • 電気主任技術者だけでなく、施工管理技士、ビル管理士、市の職員なども目指すことができ、仕事の幅を広げることができる
  • 理数系難関資格のため自分にかなりの自信がつく

まずはメリットから確認してみます。

普通はもっといいように書くのでしょうが、あえて控えめにメリットを考えてみました。

これをメリットと取るかどうかも、それぞれ人によって違うところがあると思いますが、令和の時代は何かとイノベーションが起こると言われる時代です。AIに仕事を奪われるかもしれないとも囁かれる厳しい時代で生き残るには、サラリーマンの平均年収以上を目指すことができ、仕事の幅も広がる食いっぱぐれのない仕事にありつけることができるのは、この資格の一番のメリットと言えるのではないでしょうか。

そして、特に、今何も特技がなく不安に思っている方や、ニートから抜け出したいと思っている方、高齢になっても働き続けたいと思う方などには、電験3種の資格が強い武器になってくれる。これは間違いないことだと思います。

 

資格取得のデメリット

デメリット

  • 資格取得に時間がかかる(2年以上は覚悟した方が良い
  • 一人前になるまでに時間がかかる(5年
  • 電験3種では年収500万程度が限界
  • 事故が起こると官報に掲載されてしまうほど責任は重い

次にデメリットを考えます。

まずはなんと言っても、取得に時間がかかるというところでしょう。それに加えて、取得後一人前になるにも5年の実務経験が必要になっていますので、資格取得から計算すると、7年もの年月をついやさなければなりません。

他にやりたいことがあるのであれば、電験3種に7年を費やすのはかなりリスクを伴いますし、僕ならやりたい事にチャレンジすることを強くおすすめします。

また、電験3種を元にうまく実務経験まで積めたとしても、目指せる年収は500万程度が今の相場です。無論、独立開業も目指せますが、そのハードルは決して優しいものではありません。

年収500万円は、サラリーマンの平均年収をわずかでも上回る金額です。これを、年齢に関係なく、学歴などにも関係なく得られる可能性があると言われれば、あまりデメリットにならないようにも見えますが、7年もの年月を費やして、重い責任を負いながら得られる年収としては、必ずしも見合っているとは言えない気がします。

 

役に立たないと言われるのはなぜか

ここまでメリットとデメリットをピックアップしてみました。

ここで一つ言えるのが、『感じ方は人によって違う』ということです。デメリットのところでも触れましたが、年収500万を目指せる資格であればやってみようと思う人もいれば、7年もかかってその程度なら今の仕事のままでいいと感じる人もいるということです。

よって、役に立たないという記事を書いている人や、知恵袋の回答などを投稿している人たちは、大抵の場合、ずばり費用対効果が合わないと感じる人であり、電験3種を目指す事に対する単なるミスマッチが起こっているだけに過ぎないと言えると思います。

僕はと言いますと、実際に3年の期間を費やしてなんとか合格を勝ち取れたものの、あと5年もの間、貴重な自分の人生の時間をかけて実務経験を積んで、電気主任技術者として一人前になることを目指しているかというと、実はその覚悟はまだできていません。

正直な気持ちですが、『あと5年間真面目に下積み時代を頑張れば、あとの人生はサラリーマンの平均年収以上が高い確率で確定する』というメリットの部分と、『5年もの時間があれば、違う方面に向けてチャレンジする方がより充実した人生になるのではないか』との思いの間でかなり揺れ動いているといったところでしょうか。

んー、本当に悩ましい。。。

 

令和の新しい働き方と電験3種

ここまで、なぜ電験3種が役に立たないと言われるのかについて、メリットとデメリットを整理しながら確認してきました。

続いて、令和という新しい時代に電験3種は有効な資格になるのか。また、どう向き合っていけばいいのかについて、自分なりの意見をまとめてみました。

終身雇用制度がついに崩壊する!

 

トヨタ自動車の豊田章男社長の終身雇用に関する発言が話題を呼んでいる。13日の日本自動車工業会の会長会見で「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と述べた。

 

この記事は、2019年5月に書かれた記事です。この時の豊田社長の発言はワイドショーなどでも取り上げられ、多方面にショックを与えたコメントでもあります。

また、豊田社長だけでなく、経団連の中西会長からも、日本の終身雇用制度に対するコメントがありました。

 

 豊田社長は「今の日本をみていると、雇用をずっと続けている企業へのインセンティブがあまりない」と指摘した。経団連の中西宏明会長も「企業からみると(従業員を)一生雇い続ける保証書を持っているわけではない」と話し、雇用慣行の見直しを唱えている。

 

この発言を受けてみなさんはどう思われたのかわかりませんが、おそらくトヨタを見て動く企業も増えるのではないかと想定されます。

そして、だんだんと終身雇用制度が無くなり(すでに無くなっている会社も増えていますが)、自分のキャリアデザインに合わせた就職や転職をしてスキルを高めるといった時代に変化してくような、そんな、ある意味厳しい時代になっていくのかもしれません。

 

個人のスキルが求められる時代になる

これからの時代、どんな働き方が求められるのかというと、会社に定年まで属するという従来の考え方ではなく、自分の持っているスキルを元に、必要とされる会社を転々として働き続けるという、アメリカ方式の働き方に変わっていくように思われます。

もしかすると、行き着くところ個人事業主などの方式で、直接会社と契約を取っていきながら生計を立てていくというような、今で言うフリーランスのような働き方が主流になるかもしれません。すぐには想像もできないようなことかもしれませんが、現実にその可能性はずいぶんと高まってきています。

でも、必ずしも不安になるような悪いことばかりではありません。

しっかりとスキルを高めていくことができれば、それこそ食いっぱぐれのない自分だけの武器ができるかもしれませんし、企業に雇用されていることで搾取されていた中間マージンも無くなりますので、同じ仕事でも高収入が期待できるようになるかもしれません。

ただ、今までよりは真剣に自分に向き合い、どうキャリアプランを描いていくか、スキルを高めていくかがとても重要になると思います。

 

電気主任技術者もブレイクスルーを目指すべき

そんな激動の時代を迎えようとしているときには、尚更電気主任技術者のような特定のスキルの持ち主がより生き残る可能性が高くなるのではないでしょうか。

電気主任技術者であれば一定のスキルが認められ、比較的希少価値の高い人材にもなりますので、従来と同じような作業内容でも仕事はあるかもしれません。

しかし、そこで止まっていては、今後、AIの台頭や移民政策などにより、電気主任技術者の仕事もだんだんと無くなっていくかもしれません。また、国で保護されている主任技術者制度ですので、少子高齢化による人材不足などの影響により、制度自体が無くなり、資格が紙切れに変わってしまう可能性だってあると思います。

そこで、僕は電気主任技術者として、ただの点検屋、選任されている普通のおじさん状態から脱却し、ブレイクスルーを目指すべきだと思います。まぁ、まだチャレンジもしていない人間が言う事ではないかもしれませんが、もし僕がチャレンジを決意した暁には、果敢にブレイクスルーを狙っていきたいと思います。

僕が考えるブレイクスルーとは、だいたいこんな感じです。

 

電気主任技術者のブレークスルー
  • IOT技術などを駆使し、離れたところからでも電気の日常点検が可能になるような仕組みを開発する開発者になる
  • 電気の深い知識を生かしてコネクティッドカーや電気自動車などの有効活用や安全利用などを提案するアドバイザーを目指す
  • 無線通信技術も習得し5Gに対応したサービスの提案、システムの構築などを提案できるコンサルタントを行う

 

これは、ざっと自分が思いつくままに考えた事ですので、もしかしたらすでに取り組みが始まっていたり、すでに存在するサービスもあるのかもしれません。

が、これから様々なイノベーションが期待される世の中には、電気は欠かすことのできないファクターです。これまで電気主任技術者が主に行っていた、安全に使用するための点検業務だけで満足することなく、時代に合わせた提案ができるように、自分の技術を高め、知識を深め、多くのコネクションを持つように努力していく事ができれば、上記のようなブレークスルーを起こすことも可能であると思いますし、それを目指していくことも大切だと思います。

 

最後に

今日は、電験3種が役に立たないという意見について、自分なりに整理し、見解を述べてきました。

結論をまとめると、『役に立たないのは電験3種のメリットがただその人に合わなかっただけ』であり、まさしくミスマッチから来る発言であることが言えると思います。

要は、自分が何がしたいか。自分がどうなりたいか。役に立てるのも、立てないのも自分次第です。巷の意見に惑わされず、自分を信じて進んでいきましょう!

 

 


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